つちぶた本舗の全駅訪問旅行記

JR全線全駅を巡る過程の旅行記(メルマガ再編集版)

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可部線→大糸線→中央本線めぐりの旅(その7)

      2015/03/21

2006年8月11日発行 《第34号》


 

2003年8月18日(雨)旅4日目  〔全駅訪問通算22日目〕

〔前回の旅〕
(大糸線)
糸魚川→頚城大野→姫川→小滝→根知→北小谷

 

はやる気持ちを抑えられず・・・

平岩駅

9:45 大糸線「平岩駅」に到着。

平岩駅ホーム

島式1面2線のホームで、構内は広めです。

構内踏切を渡って改札を抜けます。久々に見る有人駅です。

駅前に記念碑があるので読んでみると、大糸線全通までの苦難が簡潔に書かれていました。
(一部割れていて読めない)

戦争による工事の遅れなどがあり、実に40年以上をかけて全通にこぎ着けたそうです。

そんな多大な苦労があったからこそ、私は旅が出来るのだなと、あらためて思うのでした。、

さて、駅舎を振り返って見ると、コンクリート造の面白みのない形ですが、昭和31年11月竣工とそこそこ古く、見ようによっては味のある駅舎です。

平岩駅・駅舎

駅前の案内板を見ると、近くに温泉があるようなのですが、周辺の建物を見ると廃屋だらけで、観光客は来ているのだろうかと心配になります。

でも駅舎で待っていると、バスから10人ほどの観光客がやってきたりして、狭い待合室内が賑わうほどだったので、少し安心しました。

ちなみに私はこの駅で2時間19分待ちでした。

JR西日本の大糸線は本数がとても少ないのです。

 

中土駅

次に「中土駅」に下車。

中土駅ホーム

相対式のような島式ホームで、ホームは短いですが、構内は広めです。

駅舎は木造ですが新しそうです。

中土駅・駅舎

駅前の道路が狭く、駅舎を撮るのに難儀しました。

周辺に多くの民家が立ち並んでいます。

で、私はこの駅で、こんどは1時間37分待ち。

外はどしゃ降り。

気が滅入ります。

 

南小谷駅

次にJR西日本とJR東日本の境界駅でもある「南小谷駅」に下車。

南小谷駅・駅舎

無人駅ばかり回ってきた後だと、ずいぶん大きく賑やかな駅に思えます。

実際、駅舎内に行くと、列車を待つ乗客でごった返していました。

特急の止まる駅は違うなぁと思う。

外に出てみると、駅舎の横には川が流れていました。

台風の影響で、ものすごい濁流になっています・・・。

 

白馬大池駅

こぎれいな東日本の”電車”に乗り、「白馬大池駅」に下車。

白馬大池駅・駅舎

片面1線の駅で、大きなコンクリート駅舎がありました。

山登りの為の駅、という雰囲気です。

駅前も広々としていますが、閑散としています。

 

さて、私はこの駅で約1時間待ちです。

そこに、私の脳裏に甘く危険な誘惑が訪れるのでした。

 

「隣の駅まで歩かないか?」

 

普通に考えれば、馬鹿げた発想です。

隣の駅まで、時刻表に記載されている駅間距離は3.8km。

しかし、時間は1時間を切っています。

さらに言えば、隣の駅までの地図はないのです。

道がまっすぐつながっているのかも分からない。

それで、何故歩こうというのか!?

 

今考えると、この駅の前の長い待ち時間で体力が余っていたのと、前日の可部線の達成感が尾を引いていて、「とにかく数多くの駅を巡りたい」という衝動が激しくなってしまっていたのだと思います。

そんなトランス状態の私を、私は止めることが出来ませんでした。

 

私は白馬大池駅に背を向け、雨の中を早足で歩き始めてしまいました。

 

不幸にも、歩き始めた当初から延々と上り坂で、ほとんど人も歩かない場所のせいか、歩道には多くの枝や葉が落ちていて、キャリーカートがうまく進みません。

線路からはどんどん遠ざかり、先に進めば進むほど不安になってきます。

30分ほど歩いたところで、「やめればよかった」と思い始める。(当然だ)

 

坂を登り切った先に、曲がり道がありました。

とにかく線路側へ近づかなければと思い、車の通りの激しい道を逸れます。

 

列車の発車時刻まで10分を切りました。

もう間に合わないかもしれない。

私は走って先に進みました。心臓が張り裂けそうです。

 

あと1分で発車の時刻!

その時、駅が見えてきました。

 

間に合うか!

と思ったら、駅入り口は、私がいる反対側にある・・・

 

ホームに入るには踏切を渡り、道を迂回しなければならない。

 

終わった・・・。

 

何やってんだ、ほんとに。

 

完全に諦めて、走るのを止めて歩き出すと、ホームに列車が停車しているのが見えました。

私は踏切の前に立ち、列車を見送りました。

駅を増やすどころか、減っちゃったよー。

やれやれ。

 

信濃森上駅

その後、ゆっくり歩いて「信濃森上駅」にたどり着きました。

信濃森上駅・駅舎

古そうな木造モルタル駅舎です。

冬はスキーで賑わいそうな駅で、駅舎内にはスキー板を立てる場所がありました。

委託の駅員がいましたが、改札業務はしていないようです。

 

階段を上がりホームに出ると、雄大な山の景色が広がっていました。

1年前、友人と大糸線を南下したときに、「すごい景色の駅だな」と言い合ったことを思い出しました。

まさかこんな形でこの駅に立つとは思っても見ませんでしたが。

信濃森上駅ホーム

 


 

 

そんなわけで、その後の予定を変更することになり、
千国→信濃大町→穂高→有明→豊科→松本 と降りるところを
白馬→千国→信濃大町→松本 となってしまいました。

白馬駅

千国駅

信濃大町駅
※信濃大町駅の画像は、平成16年(2004年)4月2日撮影のもの

 

 

今回の失策により、良い教訓ができたな、

で、終わればめでたしめでたしなのですが・・・

 

今回の教訓など全く学んでいない、というのが、今後の数々の旅で露呈するのですが、それはその時の話として。

 

 

19:51 松本駅に到着。

今日はこの駅近くに宿を取ってあるので、そこで一泊し、明日は中央本線を回る予定です。

 

 

つづく

 - 大糸線, 大糸線 ,

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