青梅線をめぐる旅(その2)
2015/02/27
2006年5月26日 《第23号》
2003年6月29日(晴れ) 〔全駅訪問通算15日目〕
〔前回の旅〕
新宿→青梅→石神前→宮ノ平→沢井→日向和田→川井→二俣尾
ケーブルカーにも乗る旅
鳩ノ巣駅
二俣尾駅の次に下車したのは「鳩ノ巣駅」
はとのす・・・
なかなか安易でかわいらしい駅名です。
駅名の由来も「鳩の巣があったから」というのが潔い。
そういえば、秋田には「鷹ノ巣」、北海道には「鷲ノ巣」という駅名がありますね。
巣シリーズは他にもあったりするのでしょうか。
ホームは相対式2面2線。
大きな上家があり、駅の風格をにおわせます。
外に出て駅舎を見上げると、まず目につくのが太い丸太で組んだ巨大な庇。
そして、白壁の映える木造駅舎が素晴らしい。
昭和19年という戦時中に作られたとは思えない名駅舎です。
軍畑駅
次に「軍畑駅」に下車。
石神前駅に似た形の無人駅。
駅前から下の方へ坂が延びていて、沢山の民家が広がっているのが見渡せます。
ここに住んでいる人たちは、駅に来るだけで一苦労だろうなぁと思う。
白丸駅
きれいで真新しい木造駅舎の「古里駅」を降りてから、「白丸駅」へ向かいます。
白丸駅はとても簡素な駅ですが、待合室と自動券売機のある小さな建物は立派な瓦屋根を持つ木造建築。
駅は深い山に囲まれ、ちょっとした秘境駅気分を味わえます。
またホーム沿いには民家が建ち並んでいるのですが、家の出入口がホームとつながっています。
玄関開けたら目の前がホーム、といううらやましい立地です。

御嶽駅
その次に、島式ホームの「御嶽駅」に降り立ちます。
駅にはとても見えない神社仏閣風駅舎。
出入口の庇には唐破風が設けられています。
しかし立地的に窮屈な場所にあるので、うまく写真が撮れないのが難点。
駅舎の奥には臨時改札があります。
御岳山にある武蔵御岳神社への初詣客のためでしょうか。
さて本日の青梅〜奥多摩間下車の旅も残すところ終点の奥多摩のみとなりましたが、ここで私は、寄り道をします。
御嶽駅前にはバス停があります。
私はそこから出る「ケーブル下」行きのバスに乗りました。
御岳山にはケーブルカー(御岳登山鉄道)があり、私はどうしてもそれに乗りたかったのです。
まずバスで、ケーブルカーが出ている「滝本駅」に向かいます。
バスは駅に横付けで止まるのではなく、駅よりも下の場所にターミナルがあります。
そのため、駅までは急斜面を歩くことに。
わずかな距離ですが、結構キツイ!
バスの乗客はガラガラだったのですが、車で来る人が多いのか、滝本駅には割と多くの人がいました。
時刻は16時になろうとしている頃。
こんな時間でも混むんだな、と思う。
切符を購入して、いざケーブルカーへ。
ケーブルカー特有の斜めの車両に乗り込みます。
箱根のケーブルカーしか乗ったことがないので、私はひどく興奮気味です!
ゆっくりとした速度で急斜面を上り、終点の「御岳山駅」に到着。
改札を抜けるとお土産屋があり、ものすごい人で賑わっていました。
登山を終えてこれから帰ろうとする人たちなのでしょう。
駅前はちょっとした広場になっていて、そこから雄大な景色が眺められます。
そこで満足して終わってもいいのですが、すぐ脇には、さらに上に登るべく「リフト」が用意されています。
行くしかないでしょう!
しかしこちらのリフトは時間帯のせいなのか分かりませんが、ほとんど誰も乗っていません。
やっているのかさえ疑わしいので、改札のおじさんに聞いてみると「まだやってるよ。」とのこと。
でももうすぐ終わるので奥までは行かない方が良い、みたいなことを言われた気がする(うろ覚え)。
早速その不安定な座席に乗り、さらなる高みへと導かれます。
フラフラして恐ろしいったらないのですが、山特有の引き締まった空気が体をなでていって気持ちいい。
やがて「大展望台駅」に到着。
さすがに上まで来ただけあり、息をのむ雄大な景色が見渡せます。
見渡す山より上にいるという快感。素晴らしい・・・
というわけで、私はそばにあった、やや価格が上乗せされた缶コーヒーを買い、グイッと一杯。
ひじょうに気分が良いです。
ちょうどイスとテーブルがあるので、暫くくつろいでいると、若いカップルがリフトで到着。
やれやれうらやましいよな、なんて思いつつ様子を見ていると、男は景色を眺めてうれしそうに喋っているが、女の方はそうでもない様子。
そして彼が、設置されている大きな案内地図を見ながら、「この先に神社があるらしいよ!行ってみようか!」と無邪気に彼女に語りかけます。
すると彼女は「一人で行けば」とピシャリと返します。
・・・・・。
この二人、この先大丈夫だろうか、と思う。
で、私はとても満足して、リフト、ケーブルカーを下っていきました。
下ったところの「滝本駅」にも土産屋があり、見ているだけで楽しいのですが、人がどんどんいなくなるので私もバス停に向かいます。
もう少しでバスターミナル、というところで御嶽駅行きのバスが出て行きました。
そういえばバスの時刻を見るの忘れた・・・
土産屋から人がいなくなったのは、バスの時刻が迫っていたからか、と今頃になって理解しました。
途方に暮れつつ次のバスを待ちます・・・
奥多摩駅
さて、ようやく駅に戻り、本日最後の駅「奥多摩駅」に下車します。
ホームは2階にあり、階段を下がると駅舎があります。
その駅舎が素晴らしい!
瓦屋根を持った2階建てで、2階部分はハーフティンバーと白壁が美しく、アクセントに丸窓を配しています。
1階には大きな屋根を丸太組で支える立派な車寄せがあります。
昭和19年築という古いもので、老舗旅館のようなおもむきです。
駅前には広いバスターミナルがあります。
周囲には店や民家が建ち並び、多くの登山客で賑わっています。
近くの川まで行くと、キャンプをしている若者が何組も見えました。
私も川まで降りていき、石の上に腰を下ろしてしばし川の流れを見つめながらボーッとしてみました。
癒されます・・・・・
時刻は既に18時半を過ぎました。
太陽がだんだんと山に隠れて見えなくなってきたので、私は駅に戻り、東京方面へと爆睡しながら帰るのでした。
今回の旅で訪問した駅(下車順)
2003年6月29日
【青梅線】青梅駅、石神前駅、宮ノ平駅、沢井駅、日向和田駅、川井駅、二俣尾駅、鳩ノ巣駅、軍畑駅、古里駅、白丸駅、御嶽駅
【※御岳登山鉄道】滝本駅、御岳山駅、御岳平駅、大展望台駅
【青梅線】奥多摩駅
●今回の旅で訪問した駅数 13駅(※ケーブルカー・リフトは含まず)
●総訪問駅数 149駅
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