内房線全駅下車の旅(その2)
2015/03/07
2006年6月23日発行 《第27号》
2003年7月26日(晴れ)日帰りの旅 〔全駅訪問通算18日目〕
〔前回の旅〕
君津駅→佐貫町駅→上総湊駅→岩井駅→安房勝山駅→館山駅→江見駅→和田浦駅
悲しみの駅、温かい駅
太海駅
「和田浦駅」を出て、次に下車したのは「太海駅」。
相対式ホームは、どこか南国的な雰囲気をかもし出しています。
屋根の無い簡易な跨線橋を渡ると、古い駅舎がお出迎え!
押縁下見板の壁と、すすけた色の瓦屋根が見事です。
なにかお祭りでも催されるのか、数人の若者が、車寄せ屋根に飾り付けをしていました。
駅前の通りは、坂道になっていてます。
下っていくと海に出るのでしょう。

九重駅
次に「九重駅」に下車。
相対式ホームですが、跨線橋は無く、構内踏切で渡るようになっていました。
利用者が少ないのか、無人駅でした。
ここの駅舎も随分と古い木造。かなり痛んでいるように見えます。
そのせいか、太海駅の駅舎に比べて、「生気がない」ような印象を受けます。
駅出入口部分には、小学生が作った大きくキレイな駅名板が設置されていました。実に見事です。
しかし、その駅名板の下に注意書きがしてあります。
「九重駅の駅名板は、心ない方のいたずらにより、二度にわたって盗難に遇いました。この駅名板は、平成10年度九重小学校卒業の19名の児童のみなさんが、卒業記念に力を合わせて制作したものです。児童のみなさんのご厚意を無にしないため、どうか大切にしていただきたいと思います。自宅に飾るなど、独り占めすることはご遠慮願います。」

・・・・。
なんとも悲しい経緯があったのですね。心が痛みます。
駅に生気がないように思えるのはそのせいでしょうか。

千歳駅
気を取り直して、次に「千歳駅」に下車。
関東では珍しい、貨車駅舎です。
その珍しさもあって嬉しさがこみ上げます。

千倉駅・南三原駅・富浦駅・保田駅
「千倉駅」はカーブの途中にある駅で木造駅舎が残っています。
「南三原駅」新しい木造駅舎。太陽光発電を取り入れたハイテク駅。
「富浦駅」キレイな駅舎。2本の煙突?が個性的。
「保田駅」古い木造駅舎。寄棟屋根。
那古船形駅
そして、「那古船形駅」に下車。
恐ろしく古く見える木造駅舎です。
屋根がゆがんでいます。
駅前に立って駅舎を見ると、見とれて立ちつくしてしまうほどです。
待合室内はわりと広々としています。
でも何故か真ん中に新聞紙が広げてありました。
何の意味があるのだろうと、暫く分からなかったのですが、その新聞紙の上にある蛍光灯の上に、ツバメの巣があるんです。
で、ツバメのフンを受け止めるために置かれているのだ、とようやく分かりました。

待合室内でツバメを飼うとは、なんとも微笑ましい。
駅員や住民の方々の温かみを感じます。

竹岡駅
次に「竹岡駅」に下車しました。
相対式ホームだけ見ると、秘境駅にも見えるたたずまいです。
駅は無人で、駅舎は相当古そうですが、壁が全面的にリフォームされていました。
駅前の坂の下には海が見えるという素晴らしいロケーションです。

浜金谷駅
そのあと、「浜金谷駅」へ。
太陽が沈み始めていて、夕日がまぶしいです。
跨線橋に上り周囲を見渡すと、海よりも、岩肌の露出している山の絶景に目を奪われました。
駅前に出ると、「温泉郷」の文字。どうやら温泉観光地のようです。
でも結構ひなびた感じに見えます。
駅舎は古い木造で貫禄があります。

私が乗る次の列車まで時間があるので、海を見に行くことにしました。
夕日をバックにした海がとても美しいです。
しかし砂浜に打ち上げられたゴミの量が・・・。
やれやれという気持ちになります。
大貫駅
さて、ようやく本日最後の「大貫駅」に到着です。

18:50くらいに着いたのですが、太陽はもう見えなくなり、かろうじて明るいかなという状況。
カメラは手ぶれしまくりですが、何とか撮影しました。
これで、内房線全駅下車達成であります。
さて、私は次の列車まで1時間近く待ちます。
この当時はまだ待ち慣れていなかったので、1時間待ちは結構苦痛でした。
今では1時間くらいなら、全然どうってこと無いですけど。
(真冬の無人駅は除いて)
今回の旅で訪問した駅(下車順)
2003年7月26日
【内房線】君津駅、佐貫町駅、上総湊駅、岩井駅、安房勝山駅、館山駅、江見駅、和田浦駅、太海駅、九重駅、千歳駅、千倉駅、南三原駅、富浦駅、保田駅、那古船形駅、竹岡駅、浜金谷駅、大貫駅
●今回の旅で訪問した駅数 19駅
●総訪問駅数 192駅
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