只見線の秘境駅を目指したはずの旅(その1)
2015/02/23
2006年3月31日 《第15号》
2003年3月29日(晴れ)日帰りの旅 〔全駅訪問通算9日目〕
旅は道連れ
今回の旅は、2002年9月に一緒に旅をして私の駅趣味を開眼させてくれた友人との日帰りの旅です。
その友人は特に鉄道ファンではなく、
というより、鉄道に興味が無いどころか、旅にも興味がないという人であります。
だから駅趣味を開眼させてくれた、ではなく、私が勝手に開眼しただけのことなんだけど、まあ、きっかけをくれたということで感謝しています。
前回も一緒に旅に出たのだから、今回も行ってくれるだろうと思いきや、
「忙しい」
の一言で終結。
ならば日帰りはどうだ、ということで無理矢理了承を得たのでした。
しかし、どこに行くかがまた問題でした。
日帰りだし、駅を多く降りれば十中八九キレルだろうし・・・。
ためしに
「小和田駅に行こう」と言うと、
「絶対ヤダ」と言われる始末。
で、
考えあぐねて(そんなに悩んでもいないけど)乗ったことのない只見線に乗り、秘境駅とされている「田子倉駅」を訪問しようという計画に落ちつきました。
時間稼ぎに上越線のモグラ駅へ
2003年3月29日
この日付を見てこの旅の「オチ」というか、そもそも計画倒れじゃないかと分ってしまった人もいると思いますが、あえて言いません。
我々は、田子倉駅を目指すのです。
朝1番で出発し、まず高崎駅で昼飯となる駅弁を仕入れます。
そして上越線に乗り込み、水上駅で乗り換えて更に北上します。
3月も終わりですが、雪はまだ深く、白色に覆われた雪景色が美しいです。
土樽駅
トンネル部分にホームのある湯桧曽、土合を過ぎ、「土樽駅」に到着。
我々はまずここで下車します。

この駅は2ヶ月前にも来たのですが、今回は友人も一緒ということもあり、ここは是非「土合駅」を体験して貰いたい。
でもあの地獄の階段を登るのは後免こうむりたい。
ということで、土樽駅で7分後に来る上り列車に乗り、土合駅の地上上りホームに降り立とうという計画です。
一応「土合駅」に寄る理由はもう一つあって、早めに只見線の接続駅である小出駅に行っても、乗れる列車が無いんです。
いわば時間稼ぎですね。
土合駅
そして我々は「土合駅」に下車しました。

2ヶ月前に降りたときに比べれば、格段に雪が溶けていますが、それでもまだかなりのものでした。
何度降りても楽しい駅です(私にとっては)。
駅前の雄大な景色もたまりません。
思わず「うおーー!」と叫びたくなります。
私は一人ではしゃぎ、あっちこっちを観察しては驚き楽しんでいましたが、同行した友人は極めてクールです。
「どう?すごいよね、この駅!」と私が半狂乱で聞くと
「うん。」とだけつぶやきました。
私たちは駅舎の待合室に戻り、待合室内にある案内板や写真を見て時間を潰しました。
それらを見ながら「すごいなー、すごいよなー」と脳内麻薬が出過ぎてもう収拾がつかないほど楽しんでいる私。
すると友人はチラッと腕時計を見て、
「そろそろ時間だ。下へ行こう」
とクールに私を導きます。
私よりも友人の方が旅に精通しているんじゃないかと思う。
さて、我々は土合駅名物、地獄の階段の前に立ちます。

「すごくない?!この階段!信じられない!
アンヴィリーヴァヴォーだよね!
この世の存在として認めていいのかね!?」
などともうネジが数十本ぶっ飛んで興奮しきる私の脇で
「ああ。すごい。」と友人は落ちついています。
「・・・・・・。」
駅に対して感動するということがないのでしょうか。
いや、一般人の反応というのはこのようなものなのかもしれない・・・。
そして我々は、階段を降りきったところの暗いホームから列車に乗り込み、只見線の接続駅「小出駅」へと向かうのでした。
つづく
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