可部線→大糸線→中央本線めぐりの旅(その2)
2015/03/09
2006年7月7日発行 《第29号》
2003年8月16日(晴れ)旅2日目 〔全駅訪問通算20日目〕
〔前回の旅〕
東京→函南→米原→姫路→広島
可部線突入!
早朝5:50、ホテルを出て「広島駅」に到着。

車の通りはほとんど無く、太陽も昇りきっていない、静かな朝の広島駅です。
駅前の広場に行くと、バス停のような屋根がいくつも延びているのが見え、それに沿って線路が敷かれていることに気がつきました。
路面電車の駅らしい。
昨日駅に着いたときには全然気づきませんでした。

でも、駅を観察している場合じゃありません。
私が乗る列車は6:00に広島駅を出るのです。
早足で改札に行き、18きっぷに日付を押してもらって、列車に乗り込みました。
大町駅・緑井駅
廃止となる可部駅より先は、始発が7:06と遅いので、広島〜可部間の駅を二つほど降りることができます。

どちらの駅周辺にはマンションなどが立ち並ぶ賑やかそうな駅です。
実を言うと、私は可部線下車にはあまり乗り気でなかったのです。
広島というと、大きな街を走る路線のイメージがあり、東京の路線と変わらない駅風景なのではと考えていました。
実際、大町駅、緑井駅は私のイメージそのものでした。
できればローカルな駅を下車したいなぁ、という思いがあったので、廃止と聞かなければ、可部線にはやってこなかったでしょう。
しかし・・・その思いはこの後覆されることになります。
6:59 列車は可部駅へと到着。
ここからは非電化区間になるので、乗り換えとなります。
7:06 いよいよ廃止予定区間へと入っていきました。
そして私の可部線に対するイメージはことごとく破壊されるのでした。
「うおぉーーーーーーーーーー!!!」
眼前に、思わず叫びたくなるような車窓風景が広がります!
周囲は小高い山々に囲まれ、沿線には川が流れている。
列車は木の葉をかき分けながら進んでいきます。
なんて素晴らしい風景だろう!
いやが上にもテンションが上がります。
津浪駅
7:55 「津浪(つなみ)駅」に下車。

ブロック壁の待合所のみの駅です。
ベンチの脇にはテーブルが置かれていて、その上に駅ノートが2冊ありました。
1冊の駅ノートの表紙には「桑田佳祐さんへのメッセージノートNo.2」と書かれていました。
何故、桑田佳祐さん?
中を読んでみると、ようやく合点がいきました。
桑田佳祐さんを駅に呼んで、津浪駅でサザンオールスターズのヒット曲「TSUNAMI」を歌ってもらおうというシャレを効かせた企画らしい。
桑田さんが来てくれれば、知名度も上がり、ファンも来る。
廃止を免れるかもしれない、と言うことなのでしょう。
最初は苦笑しながら読んでいたのですが、読み進めていくうちに、なんとか存続したいという人々の思いが伝わってきて、胸が締め付けられるような気持ちになりました。

安芸飯室駅
その後、上り列車で戻っていき、「安芸飯室駅」に下車。
郷愁を誘う小さなホームと上家、そして古い木造駅舎がありました。

もっとよく見ておけばよかったなと今では思うのですが、地元の方々が集まっていたのと、隣の駅まで歩かなければならなかったという理由で、私は駅を早々に立ち去ってしまいました。
さて、本日最初の徒歩移動です。
距離も2.4kmとたいしたことないので余裕、と思われますが、荷物が重いのと(当時バックアップのためにノートPCを持っていた)夏の暑さが、相当に予想外でした。
体力がないのも追い打ちをかけます。
布駅
汗まみれになって、ひとまず隣の「布駅」に到着。

昭和21年までは終着駅だったらしく、巨大なホーム上家が特徴的です。
向かいには花壇と化したホーム跡が残っていました。
9:50 鉄道ファンや地元の方々、家族連れでごった返した列車が到着。
私はつり革につかまり、次の目的駅「筒賀駅」へと向かいました。
つづく
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