烏山線全駅下車の旅(その2)
2015/02/24
2006年2月24日発行 《第10号》
平成15(2003)年1月6日(晴れ)
烏山駅を出た私は、次に「小塙(こばな)駅」に下車しました。
眼前には田圃、川、山、とパーフェクトな風景。
民家が数件しか見えません。
あるいは道の先に町が開けているのかもしれない。
ここは探ってみるべき所ですが、私は目の前にある「川」が気になって仕方がないのです。
「あの川に降りたい・・・」
そんなわけで、私は川に降りるべく、畦道を進んでみました。
しかし川の手前で背の高い雑草が生い茂り、川へと通じる道がありません。
どんどん遠くの方へと進んでみるのですが、道は見あたらず、結局列車が来る時間になり、あえなく引き返しました。
9:57「滝駅」に到着。
駅名はストレートでシンプルですが、ホームも1面1線で駅舎はなく、小さな待合室があるだけのシンプルな駅。
滝駅に降りたならば、滝を見なければ話にならない。
私は案内板の指示通り左に進みます。
暫く道を降りていくと、滝がありそうな整備された散歩道に出ました。
道なりに階段を下がっていくと、高さ20メートル幅65メートルの「龍門の滝」が姿を現しました。
わりと地味目な滝ですが、滝に近づき、下から見るとやはり迫力があります。
ここに住んでいたら間違いなく毎日散歩に来るだろうなと思わせる落ちついた雰囲気がいいです。
滝駅に戻り、セルフタイマーで記念撮影をしていると(人に見られるとかなり恥ずかしい)地元のおばさん?に話しかけられ、
「あの、電車にはどうやって乗ったらいいのでしょうか?」
と聞かれる。
地元の人ではないのでしょうか。
しかし、私は18きっぷで乗っているので、ワンマン列車の乗り方はいまいちよく分りません。
「乗るときに整理券を取って、降りるときに先頭で精算するんだと、思います・・・」
などと曖昧な語尾で説明してしまいます。
合っているのかな?
おばさんは不安そうです。
私も不安です。
でも乗ってしまえば何とかなるだろうとも思う。
私は次に「仁井田駅」に下車しました。
青い瓦屋根と付け庇が美しい木造駅舎です。
駅舎が立派なわりにはホームは1面1線で淋しい。
もともと側線があった跡が見えますが、その跡が余計に淋しさを助長させます。

そして烏山線最後の駅「大金(おおがね)駅」に下車。
すごい駅名ですよね。
大金ですよ。大金。
駅舎の脇には可愛らしい「大金神社」がありました。
もちろん参拝しましたよ。
なにせ大金ですから。

案内板によると、「大金」は烏山線開業の大正12年よりも前に既にあった地名で、周辺にはなんと「長者川」「栄出の滝」というこれまた縁起の良い名前があるそうです。
ホームは相対式2面2線で、構内踏切で結んでいるタイプです。
駅舎は仁井田駅と似た形ですが、出入口の庇が四角く出っ張っています。
これは、あまり美しくない・・・。

さて私はこの後の予定を立てていません。
(何を考えてるんだ、と思う)
幸いこの大金駅では1時間待ちで、駅舎内にはベンチとテーブルがあったので、ゆっくりとこの後の計画を練ることが出来ます。
とりあえず時刻表を取り出し、宝積寺に戻って東北本線を降りる計画を立てました。
列車が来る時間が近づいてきたので、私は向いのホームに移動しました。
そして上下線共に列車が停車。
すると駅長が大きな円い輪のようなものを持って上りの運転手に渡していました。
ああ、これが本で見た「タブレット交換」かと思いました。
わりと幹線ばかりを旅してきた私は、なんとタブレット交換を見るのがこれが初めて。
ちょっと感動です。
さて、私はこの後、東北本線を
「岡本駅」「片岡駅」「氏家駅」「矢板駅」「蒲須坂駅」
「西那須野駅」「野崎駅」「那須塩原駅」「黒磯駅」
と怒濤の下車をするのですが、
正直、余りよく覚えていません・・・。
ということで省略。
最終的に宇都宮駅でカレーと餃子を食べて、
泊ってしまいたい衝動を抑えて帰宅しました。
平和で穏やかな日帰り旅行でありました。
今回の旅で訪問した駅(下車順)
【烏山線】
宝積寺駅、鴻野山駅、下野花岡駅、烏山駅、小塙駅、滝駅、仁井田駅、大金駅
【東北本線】
岡本駅、片岡駅、氏家駅、矢板駅、蒲須坂駅、西那須野駅、野崎駅、那須塩原駅、黒磯駅
今回の旅で訪問した駅数 17駅
総訪問駅数 54駅
編集後記
ちょっと前のことですが、網走の流氷まつりに行ってきました。
着いたときはもう夜で、言葉では言い表せないほど寒かったんです。
充電してきたはずのデジカメのバッテリーが、一気に無くなってしまうほどでした。
まあ氷点下でしっかり作動する事の方が驚きだったりしましたが。
で、氷像を見たのが生まれて初めてだったのだけれど、それよりも「私にとって」インパクトのある出来事がありました。
「フレンチドッグ」ってありますよね?
昨日検索をかけたら「アメリカンドッグ」と同義だと言うことを初めて知ってそれもまた驚きだったけれど。
このフレンチドッグ。
夜の流氷まつりで9割の店が片づけをしている中で、たまたま営業していた店がそのフレンチドッグ屋だったんです。
「アレにしよう。(アレしかないし)」と私が言って、
友人と二人で買おうとしました。
「何を付けます?」と店の人から尋ねられます。
ケッチャップやマスタードがある中、
「砂糖」の文字が。
私は何かの間違いだろうと思って無視したんですけど、隣の友人が、
「じゃ、砂糖で」とか言うんです。
「くは?(変な声出ちゃいました)さ、砂糖?砂糖を・・・どうすんの?」
と半ば嘲笑気味に言うと、
「何言ってんだ!うまいんだよ!」
と道民の友人と店員にものすごい勢いで怒られました。
でも店の人も「みんなたいがい笑うんだよねぇ。道東じゃ常識なんだけど」とおっしゃる。
一口だけ私も食べさせてもらいましたが、たしかに「あ、これもアリかな」と思いました。
不味くありません。むしろうまいかも。
でも、やっぱり私と同じく驚嘆する人が数多いようで、Googleで「フレンチドッグ」だけで検索すると、「道東では砂糖をかける!」という項目が面白いくらい引っかかります。
道東に来たときは是非、食べてみて下さい。
それではまた来週お目にかかります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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